プリント(色の付け方)の特徴と長所・短所
- フルカラープリント(1枚~)
- 染料プリント(100枚~)
- 顔料プリント(100枚~)
- フラット織(50枚~)
- ジャカード織(1000枚~)
- 刺繍・オリジナルタグ(オプション)
- ふち飾り(オプション)
- ハーフガーゼ(オプション)
- 無撚(ねん)糸(オプション)
フルカラープリント(1枚~)
オリジナルデザインの細い線やグラデーション、写真などをタオルの全面に色数制限無くプリント可能です。やわらかい染料インクを使用するのでインクが毛中までしっかり浸透し、タオルのやわらかい風合いもそのままな特徴を持ちます。
長所
色の際限がなく前面にプリントできます。また納期が早く、型代が不要なので少ない枚数でも安価に製作できます。
短所
色数が3色以下で枚数が増えると染料プリントの方が割安になります。
染料プリント(100枚~)
濃色で色落ちが少なく、全体に吸収性を求めるタオルに適しています。柔らかい風合いが保て、長く使っても色落ちしにくい特徴があります。染めるようなプリントなので、細い白抜きのデザインなどはつぶれてしまうことがあります。また、タオルの端の縫製部分はデザインがかすれたり滲むことがあります。
長所
プリント面の吸水性がよく洗濯にも強い特徴があります。手触りの柔らかい仕上がりが特徴で、全面プリントにも適しています。
短所
細かい表現は苦手で染み込ませるプリントなのでにじみが出やすい特徴があります。
他よりも割高で製作に時間が必要なので納期は遅くなります。
顔料プリント(100枚~)
淡色で細かくプリント部分の少ないデザインに適しています。生地の表面にインクをのせて固定する方法なので他の製法と比べて細かい絵柄の表現ができます。表面にインクがのるので、毛をわけると生地の色が見えます。
長所
きれいに仕上がり細かいデザインも出やすく、他の製法にくらべて割安で納期も短くなります。
短所
少し硬めのインクを使用するので、プリント部分の肌触りは少しゴワゴワした感じがあり吸水性もよくありません。(顔料のインクは濃くなればなるほど、硬くなりがちです。)
色落ちも他のプリントより早い特徴があります。
フラット織(50枚~)
絵柄がプリントではない本格的な織り込みのタオルになります。表面がフラットで毛のふくらみがないため絵柄がしっかり出るのが特徴で、応援用に使用するのに向いています。表裏で色が逆転するのでリバーシブルで使うことができます。4色の場合は厚みが倍で表と裏で絵柄を変えることができます。
長所
フラットな織り込みをするため絵柄がきれいにでます。色落ちも少なく、毛のふくらみが無いため引っ掛けることもなく長持ちするタオルです。
短所
フラットな仕上がりになるため、他のパイルやシャーリング生地のタオルと比べて若干吸水性は劣ります。使用する色は2色、または4色で製作することが多い製法で、写真のプリントなどには向いていません。また、版代が必要なので少ない枚数では割高になります。
ジャカード織(1000枚~)
染料を使用せずに糸の種類と織り方にでデザインを作るので生地の色落ちが少なく、染料では出せない独特の厚みと高級感があります。織り方により凹凸を出すことができるのも特徴です。表面に毛のふくらみがあり吸水性も高く高級ホテルで使用されたりします。
長所
厚みがありタオルとしての高級感があります。吸水性も高くタオル本来の役割をもっとも果たすことができる特徴を持ちます。
短所
使用する色は2色、または4色で製作することが多い製法で、写真のプリントなどには向いていません。また、版代が必要なので少ない枚数では割高になります。また、版代が必要なので多い枚数でしか注文ができません。
オプション
刺繍
タオル表面に12色の糸で刺繍をほどこすことができます。名前や絵柄入りのタグをタオルに縫いつけることも可能です。※細かすぎる絵柄や文字は表現できない場合があります。
ふち飾り
ミニタオルのふちをフリルが付いたような仕上がりにできます。
ハーフガーゼ
タオルの片面だけ綿ガーゼにすることで、ガーゼの肌触りとタオル吸水性を持たすことができます。ガーゼ面へプリントすると、絵柄がソフトな風合いになります。
無撚(ねん)糸
無撚(ねん)糸は捻らずに糸にしたもので、固くならず綿のふわふわした感じが残っています。隙間が多く吸水性がたかい特徴を持ち、普通の糸との毛先の長さの違いを利用してタオル表面に凹凸をつくり、絵柄や文字を立体的に表現することができます。
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